高橋健太郎の覚醒したアスリートの歩み
「もう全部終わった」失意の東京五輪落選を救った妻の言葉…“日本のミドル、なめんなよ” ブラン監督も絶賛する202cm高橋健太郎のブロック(田中夕子)#バレーボール #volleyball #龍神NIPPON #高橋健太郎 #VNL https://t.co/RlTqQBeExL
— Number編集部 (@numberweb) July 12, 2022
東レアローズに入団した頃の高橋選手は110㎏あったそうですが、これは筋トレ好きな高橋選手が大学時代に肥大化させてしまったからなんだからそう。
入団後は、1年かけて93㎏まで体重を落とし、体を軽くしたそうな。
大学時代にチヤホヤされ勘違いしてしまった高橋選手は、社会人になるとご自身のビジュアルから体に意識が向かうようになり、自分の体に責任を持とうと決意したんだとか。
いつも陽気で明朗快活な高橋選手ですが、繊細で悩み始めたらとことん落ちる反面もあり、打たれ弱い部分もあったのですが、その都度這い上がっていたそうで、それは東京五輪に出場することを信じていたからだそうです。
ですが、現実は残酷で2021年ネーションズリーグ開催中の6月21日に発表されたメンバーの12人に高橋選手の名前はなく、それは東京五輪の最終選考を兼ねていたため、「落選」という意味になるのでした。
その発表を知った高橋選手はしばらく放心状態になり「もう全部終わった」と思っていたそうです。
その後は、ネーションズリーグの最中であるにも関わらず練習に一切参加しなくなり、アジア選手権に招集されても断っていたそうな。
ネーションズリーグが終わり、自宅に帰宅すると「もう辞める」と両親や妻にバレーを引退することを伝えると、妻は「別にそれが人生のすべてじゃないでしょ。選ばれなかっただけ。成長しているのにもったいないよ。このまま辞めたら、絶対に後悔して、文句を言う姿が目に浮かぶ。本当にこのまま何も残らなかった、って思うだけでいいの?」と言われ、ハッとし「このまま終わったら、本当に負けて終わりだ」と思った高橋選手でした。
その後は、食事を見直し、徹底的に身体を作り直そうとトレーニングに励んだそうです。
それと同時にブロックの感覚をつかもうと模索していると、元日本代表ミドルブロッカーの富松崇彰選手からアドバイスを受け、高橋選手のブロックパフォーマンスが炸裂したのでした。
2022年ネーションズリーグの日本VSドイツ戦の「片手ブロック」が有名ですが、その時は両チーム最多の6本のブロック得点を叩き出し偉業をなした高橋選手だったのです。
覚醒した高橋出選手を「2年前には考えられないことでした」とブラン監督もビックリなよう。
高橋選手曰く、「気にするところが違った。周りからどう見られているのかということばかり気になって仕方なかった。でも今はすごく充実しててバレーボールに取り組めているから、周りのことはどうでもいい。」と。
今はバレーボールが楽しくなったとか。
「できない、できない」ではなく、「1本できた。また次もできた」と小さな変化や手応えを楽しみ、それが自信に繋がると。
以前は目も合わせなかったブラン監督が、高橋選手の目を見ながら細かく確認してくれるようになたんだとか。
おしまい♪
今回はこの辺で終わりますが、覚醒した高橋選手のご活躍はまだまだ続きますので、追記をしていく予定でいます。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
この記事の参考元:米沢中央高等学校2019年10月21日・人物辞典・バレーボールマガジン2021-12-16 ・バレーボールマガジン2021-03-28 ・バレーボールマガジン22019-03-29・バレーボールマガジン2016-10-17・ Number Web -2022/07/13・ Number Web -2018/08/22・livedoor2019年2月17日・日刊スポーツ2015年4月21日・web Sportiva2020.05.18・web Sportiva2015.09.18・ほか
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