高橋藍の大学3年生(2022年4月~2023年3月)のエピソード
イタリア期間は、英語でコミュニケーションをとっていたそうですが、イタリア語の必要性を想像以上に大切だと痛感したそうです。
渡伊するまでは、英語もほとんど話せなかった高橋選手だったそうで、パドヴァ大学の教授に英語を習う環境を用意してもらい、日常生活はそれなりに会話が出来るようになったとか。
耳を慣らすために、海外のコメディを英語で見たり、間違えても積極的に英語で話すという努力していた高橋選手。
チームメイトと食事に行くことも、コミュニケーションを図るだけでなく、語学を勉強する場だったとか。
イタリアは。食事が出てくるのがゆっくりで、食事を長い時間をかけて楽しむのが基本だそうな。
試合後の夕食に出掛けても、そのディナーは3時間以上かけるのがポピュラーだそうで、体が疲れていても”耳を慣らす貴重な時間”として参加していたようです。
イタリアの生活で高橋選手は「おしゃれしないといけない」と思ったそうで、カラフルなものを着るようになったそうな。
日本ではチョイスしなかったであろうようなパーカーを着たり、サングラスを付けて歩いたりと、かなりおしゃれになったとのこと♪
イタリアのエスプレッソがお気に入りで、飲む量が増えたそうです。
4ヶ月間のイタリア修行で、高さに対する戦い方はレベルアップし、メンタルを一番に学んだとのこと。
体重は6㎏ほど増え、心技体で大きくなって帰国した高橋選手でした。
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2022年6月:FIVBバレーボールネーションズリーグ2022 予選ラウンド第2週フィリピン大会が始まる前の検査で陽性反応が出た高橋選手。
身体に影響はない無症状でしたが、5日間の隔離を余儀なくされ、隔離期間はホテルの部屋から出ることができなかったそうな。
行動が限られたためトレーニング程度しかできず、それまでいい感覚で積み重ねてきたものがかなり低い段階まで落ちてしまったとか。
隔離期間が過ぎ、実際練習へ合流しても体がうまく動かせることができなかったことで戦えるのかという不安を抱いていたそうです。
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2022年7月:男子バレーボール世界選手権壮行試合 日本代表紅白戦に出場
ネーションズリーグのファイナルラウンドを終えてからすぐの開催だった為、疲労がたまっていた高橋選手は休みが欲しいと思っていたそうな。
ですが、ポジティブ思考の高橋選手は、沖縄でバレーボールが開催できること自体めったにないことなので、ソーキそばを食べに行ったり、朝は海を散歩したり、夜は砂浜でヤドカリを探したりと小さな楽しさを満喫したようです。
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2022年8月:2022男子世界選手権 – 国際大会に出場した高橋選手でしたが、結果が目標としていたベスト8に届かず12位だったため、大会終了直後は涙も出ないぐらい悔しかったそうです。
この大会中に21歳の誕生日を迎え、みんなにお祝いをしてもらった高橋選手でしたが、前日にホテルのスタッフが「日本にラン・タカハシっているよね。明日が誕生日だからケーキを出すんだ」と高橋選手にサプライズケーキの事を本人と知らずに話してしまっていたんだとか。
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2022年9月13日:2022-23シーズンも引き続きイタリアのセリエA・パドヴァでプレーするため渡伊した高橋選手。
昨年のシーズンは途中からの参加をしたため、チームが出来上がっている状態だったことから、今シーズンからはスタート時から勝負するためにリーグ開幕前の9月から合流する事にしたそうです。
試合が続くと体重がすぐ落ちてしまう高橋選手だそうですが、日々鍛えながらとにかく食べていると、その成果が現われているんだとか。
イタリアは試合の2日前でもしっかりとウエイトトレーニングをするんだそうですが、始めの頃はキツく感じていたことが、続けるうちに確実に変り、筋肉量も増え、見た目にも判るほど大きくなったそうです。
なによりも「体を守る頑丈な“鎧”がある」という感覚を強く持つようになったとのこと。
オフの日は、リラックスするための日としているそうで、パドヴァの町を1人で音楽を聴きながら散歩するのがお気に入りな高橋選手。
チームメイトと食事に行ったりして、シーズン2回目になるとイタリア生活に慣れたようです。
イタリアの生活に慣れた高橋選手ですが、たまにお味噌汁が恋しくなるそうです。
基本自炊をしている高橋選手で、ブロッコリーをそのまま切って食べていたんだとか。
食べながら「ブロッコリーってこんなに固かったかな?」と思っていて、親に言ったら茹でて食べる野菜と初めて知ったエピソードも!
イタリアのチームメイトから、本場のカルバナーラの作り方を教わったことで、オフの日は作って食べているそうですよ。
チームメイトで特に仲良しだったのは1歳年下のフェデリコ・クロザート氏だったとか。

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